涼を求めて
さて、前回お泊りキャンプで我が旦那様から課題を頂いておりました。それは、
夏でも涼しいキャンプをすること!!
キャンプとは不便を楽しみ、自然と触れ合い、日々のすさみきった心を浄化すべきものだとは分かっております。
ただし、我が旦那様は通常規格よりちょっとぽっちゃり体型、冬でも汗をかき、冷え性の私の手足を触っては「・・・し、死んでやがる」とのたまう人間。
そのような人間が夏場に外に出るとどうなるかというと、外に出ると決まった段階で汗をかき始め、外に出ればシャワーあびたかしらと思うほど汗をしたたらせる・・・
見ているだけで暑い( ノД`)
という訳で、グーグル先生に相談しに行き、たてた対策は以下のとおりになります!
- 冷感グッズを使用
冷感敷きパッド、ジェルパッド、冷感タオル、氷枕をとりあえず用意しました。これで、涼しくは感じるはず・・・
- 高いところに行くこと
100メートル高くなるごとに0.6度気温が下がる、さらに風が吹けば風速1メートルにつき1度気温が下がったように感じる・・・
ということで、山に行くことに。
とはいえど、そんな山登りした後にキャンプというレベルでもないですし、装備もオートキャンプ仕様なので、近くのおよそ400メートルの山へキャンプへ行くことになりました。
ふふふ、これで気温は確実に-2.4度だぞ、旦那ァ・・・(*థ౪థ)
- テントに直射日光を当てないようにすること
日中にテントを太陽の下にさらすとテント内が蒸し風呂になり、夜になっても熱がこもっているということがあるそうです。
我が家のタープちゃんはポリコットン製でかなり大きいので、テントを中に入れるようにして張りました。
- いっそインナーテントだけで就寝
フライシートをつけずにインナーテントだけで寝る。確かにメッシュ生地部分が多いので、もはやテントというよりも蚊帳です。
これは涼しいだろう!
他にも電源サイトで扇風機を回したりコットで風の動線を作って涼しく寝たり、そもそもハンモックという手もあるようですが、我が家はとりあえず上記の方法でチャレンジしてみることにしました。
7月某日。
涼しいキャンプ決行しました。
相変わらずおしゃれキャンパーには程遠いサイト風景です。物がごちゃっとするんですよねぇ。ラックとか買わなきゃいけないのかな・・・。
とはいえ、設営しながら思ったのですが、
山って涼しい!(*゚◇゚)旦那は汗かいてたけど
この日の気温はお昼30度ほどでしたが、個人的には風もふいていて25度くらいに感じました。山効果・・・恐るべし!旦那は汗かいてたけど
夜バーベキューをしながら空を見上げると、星空がまたたいていました。
その日は七夕。
織姫と彦星が1年に1度会うために天の川を渡る日。
働き者だった彼らがお互い恋に落ちて夫婦になったものの、毎日うっふキャハハし過ぎて織姫のお父ちゃんが引き離し、1年に1度のデート日以外は毎日仕事をさせるようにしたという伝説の日。
そう考えると、我々夫婦はこうやってキャンプが出来るだけ幸せだなぁ。毎日会えない訳じゃないし、会えない日でもお互い笑い合って電話したりメールしたりする余裕がある。
年に1回しか休みが出ない織姫・彦星夫婦よりマシ。
これから、夏でもこの装備ならキャンプ出来るなぁと思いながら夜が更けていきました。
残念ながら、これが、この夏最後のお泊りキャンプだったとも知らずに・・・・
お泊りキャンプがもたらしたもの
こんにちは、きまきまです。
キャンプの良いところの一つは、夫婦そろって俗世から離れられることです。
賛否両論あるでしょうが、我らが選ぶキャンプ場は大体辺鄙な場所すぎて、携帯の電波が入らない。
仕事の呼び出しや職場からの質疑を気にせず過ごせるのです。
何という僥倖。(ただし、キャンプ場を去った後に、職場から着信履歴があったと気づいたときには、心と体が震えます。マジで)
携帯も鳴らない間は、夫婦の語り合いの時間が出来ます。
前回の記事のお泊りキャンプ中、ヤギの出産の立会いをしたきまきまはずっと思い悩んでいたことを旦那に相談しました。
我ら夫婦は、結婚してキャンプ時点で1年と8か月ほど経っていました。
しかし、まだ子どもを授かっていません。
いわゆる不妊。
安易ですが結婚したらすぐ子どもが産まれるものであるときまきまは思っていました。
私も旦那も子どもが欲しくて結婚するちょっと前からフライングで避妊せずに夫婦生活を営んでいました。
「不妊」というのは、色んな説明がありますが、最も多い説明は、「子どもを欲しがっていてそういう行動をしている夫婦が1年以上子どもを授からないこと」だそうです。
結婚1年過ぎたあたりから、実はずっとこの「不妊」という言葉が胸のあたりに居座っていました。
職場で「お子さんの予定は?」と言われたり、私より後に結婚した方が妊娠したと聞いたり、毎月毎月生理が来るたび、その言葉はぐんぐんと育っていった。
私は、半年以上前から、家の近くのとある不妊治療専門のクリニックに目をつけていました。
ただ、不妊治療のブログを読んでいると夫が不妊治療に否定的という夫婦も少なからずおり、治療にはお金もかかり、何よりもし「そもそも妊娠できない」と言われたらと思うと怖くて怖くて、治療をしようという勇気が出なかった。
キャンプ場でお酒も入って、今なら不妊治療に同意されなくても軽い話で終えられるし、逆に、私と旦那以外誰もいなくて静かな夜だから治療について真剣にも話は出来る。
私はついに決心して、口を開きました。
きまきま「ねぇねぇ」
旦那「なになに」
きまきま「ヤギの赤ちゃんかわいかったねぇ」
旦那「見れて良かったねぇ」
きまきま「・・・うちらも赤ちゃん、欲しい?」
旦那「うん、欲しい」
きまきま「・・・不妊治療のクリニック通っても良い?」
旦那「当たり前じゃん。いつ行く?予定合わすよ」
良かった。
心の底から思いました。
旦那ちゃんの性格からいって、不妊治療に否定的な意見を出すとは思いづらかった。けど、「まだ待って」とか言われる可能性も考えていましたし、私一人で治療を受けに行くと思っていたので、「予定合わす」と二人で治療に向かい合う言葉をくれると思わなかった。
結婚して1年も過ぎました。
知り合って4年近く経ちます。
旦那と隣り合っても最初のようにドキドキそわそわすることはありません。
けれど、こうして旦那ちゃんは、時々ですが、私をハッとさせる言葉をくれます。
こういうところが好きで、ずっと一緒にいて、この人の子どもが欲しいと、私に思わせるのです。
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初の泊まりキャンプ③
たらふく飲んで食べて飲んで寝ることが大好きなきまきまです。
夜勤明けで気を失うように寝た私は、何だか不愉快な湿度で起きました。
朝6時。
9時間ほど寝てしまっていたようですが、私にはよくあることなので驚きませんでした。
何に驚いたかというと、横にいるはずの旦那がいないことです。
よく私が布団を独占するため、ぽっちゃり系旦那は床で寝たりソファで寝たりすることがありますが、ここはキャンプ場。
まさか外の椅子で寝ていないだろうと思い、外に出ましたが、椅子にもいない。
え・・・ 夜逃げ?
寝ぼけた頭にアホな考えが浮かびましたが、トイレかもしれないと思い、椅子に座って待つこととしました。
コーヒーを飲みたくなり、卓上コンロで湯を沸かしながら、海を眺めました。
海風にも負けずに、湯を沸かしているタフまるコンロを見ながら、コーヒーを一口。
嗚呼、至福。
コーヒーの香ばしくも少し甘いにおいがたまりません。
肌寒いくらいの海風に吹かれながら、喉から胃に温かみが落ちる時間はなにものにも変えがたい。
目の前の空は、夜と朝の間のアイスブルーです。
背後では、お兄ちゃんヤギが鳴いています。
出産の邪魔になるからと母ヤギから離してつながれていましたが、そういえば我々が到着してからバーベキューし、私がテントに入るまでずっと「メェー!メェー!」と鳴いていました。
今も鳴いているところを見ると、出産の応援とか子ヤギへのエールといったものではなく、単に母ヤギから離れて寂しがっていただけのようです。
ふぅ・・・
旦那、帰ってこないんですけど。
20分程、コーヒータイムを楽しんでいましたが、あまりに旦那が帰ってこないので捜索に向かいました。
あまり広くないキャンプ場ですが、端は海に入れる砂浜につながっています。
旦那は、その砂浜近くの堤防に座っていました。
見つかって安心しましたが、何だか物悲しげな背中です。
何かあったのでしょうか。
「旦那、どうしたの?」
思い切って話しかけると、旦那は海を見つめながら、言いました。
「ぜんぜん寝れなかった( ;∀;) 」
どうやら、旦那いわく、夜、雨が降ってテントの端を叩く音がうるさく、すぐ止んだと思うとテント内の湿気がすさまじく蒸し暑くなり、隣からはいよる私も暑苦しく、海音がうるさく、ヤギの声もうるさく、うとうとしては起きてを繰り返し、外に飛び出していたそうです。
きまきま「なんて軟弱な」
旦那「他人が自分と同じくらい寝れると思うなよ」
私は何なら立っていても寝れるし、横になれば10時間超は平気で寝る眠り深いマンに対し、旦那は違う環境では眠りづらかったりちょっとした物音で起きたりする眠り浅いマン。
知ってはいましたが、私は心の中で「もう旦那はキャンプ行きたくないって言い出すんじゃないかな・・・」と怖くなってきました。
私はすっかりキャンプ好きになっていたのです。
旦那は静かに言いました。
「眠れなかったけど、楽しかったし、またやろう。・・・・次は涼しいキャンプで」
我々はサイトに戻り、コーヒーを飲みました。
旦那が寝られなかった原因のひとつのお兄ちゃんヤギに会いに行くと、何故か膝をついて草を食べていました。
ヤギと遊んで、帰りに温泉に入って、帰路に着きました。
そのときの私は気づいていなかったのです。
今から暑くなるのに、どうやって涼しいキャンプをするのかということを。
初の自力泊まりキャンプ②
泊まりのキャンプの話第二弾です。
さて、キャンプ場に泊まるには、キャンプ場を予約して、キャンプ場の受付でチェックイン、お金払って区画の確認されて、キャンプ場利用。
ホテルや宿屋さんと一緒ですよね。
kima-kima夫婦も初心者といえど、デイキャン等してそのあたりの流れは理解していたので、泊まりキャンプもまさかそこではつまずくまいと思っていました。
初泊まりキャンプ場は、キャンプ好きなご主人さんが一人で経営されているところ。
駐車場に到着して、どきどきするねーとkima-kimaが旦那と話していたところ、遠くから人影が。
キャンプ場のご主人さんかな?猛烈にダッシュしてる・・・。
戸惑う我々に、ご主人さんは、「こんにちは、どのサイトでも好きに使ってください」と早口に言い、
「それじゃ!今ヤギが産まれたんで!」
と続け、颯爽と来た道を走り去って行きました。
( ゚д゚ )
フリーズが解けた後、荷物抱えて我々もご主人さんを追いましたとも。
いや、荷物運ぶのに車をサイト付近まで入れてもいいかとかお金とかヤギとかヤギとか気になりましたからね。
ヤギ小屋でまだ立ち上がってもない羊水まみれの子ヤギ。ちょっと離れたところにいるお兄ちゃんヤギが「メェーメェー!」と応援するかのように鳴いています。
ぐったりしつつもお母さんヤギがぺろぺろ子ヤギを舐めています。
一生に一回も見れないかもしれない産まれたばかりのヤギを見るという貴重な光景に立ち合わせてもらい居合わせて、何とも感動してしまいました!
おめでとう・・・おめでとう・・・・パチパチ
ご主人さんは相変わらずヤギの世話で忙しそうなので、断りを入れて残りの荷物を車で近くまで運んで、後でお支払いをすることとしました。
ちなみに、その後、塩なめる母ヤギと乳を飲んでる子ヤギを見に行った折、ご主人さんは「出産立ち会うの初めてだったんで・・・(=´Д`=)ゞ」と照れくさそうにしながらおっしゃってました。その顔は、まさに父親のそれでした・・・(違う)。
ヤギの出産を見終えた我々も、初めての泊まりキャンプに向けて設営作業に入りました。
思ったんですけど、オシャレキャンパーさんってどんだけ設営に苦労しているのでしょうか・・・
軽装備と思っていた我々ですが、殊の外時間がかかってしまいました。
けれども、設営後に海に向かって飲むビールは最高!の一言に尽きますヽ(´Д`ヽ)(/´Д`)/
海なので、ホタテを焼いたりしじみ汁飲んだり、ビール飲んだり、チューハイあおったり、ウキウキグビグビしながら、過ごしました。
この間、ネットで買ったグリルマットで焼いていたホルモン味噌焼きのホルモンが発火したり汁が大量に火の上にたれて緊急消火してしまったり初心者らしいミスをしつつバーベキューを楽しみました。
グリルマットの感想については、いつか別の記事でお話したいと思いますが、気になる方はグーグル先生に聞いてみてください。
そして、夜が更けて・・・
実は、きまきまはその前日夜勤。
お酒も進み、眠気はクライマックスとなっていました。
旦那に「もう寝るー」と言い、21時就寝。
2人用テントなので、朝起きたら、夫が横で寝ていると思っていました。
まさか、朝になって、夫がいなくなっているとは・・・。
③に続く・・・
初の自力泊まりキャンプ①
1日のうちに2投稿。kima-kimaです。
先に投稿したドライシャンプーの記事があまりにキャンプらしくないと自分の中で納得できず、もう1つ私と旦那が初めて自力で泊まりのキャンプをした話を投稿しようと思いました。
我々夫婦が、実のところ、キャンプに興味をもったのは、1年ほど前のことでした。
旦那が二人で共通のインドアじゃない趣味をもちたいと言い始め、グーグル先生にお尋ねしたところ、
●釣り
●ドライブ
●ショッピング
●食べ歩き
等から数えて10番目かそこいらに出てきた趣味が「キャンプ」でした。
私は、そもそもご飯を食べるなら家で良い、家で寝ればオーケー、わざわざ不便をしに行く意味が分からないと言ったのですが、旦那の
職場で寝るとき、寝袋があれば便利
という訳の分からない主張を受け、キャンプはしないまでも寝袋だけ買いに行くかという話になりました。
それで、キャンプ用品店に行ってみたのですが、これがこれが
楽しい・・・
思わぬときめきを受けて、こんなキャンプ用品を持って実際にキャンプをしてみたら面白いかもしれないという気分になってきたのです。
ただし、我々夫婦、石橋を叩いて渡るどころか、石橋を叩いておきながらも迂回して一般道を通行するという慎重な性格。
よって、手ぶらキャンプから始まり、コテージ宿泊、友達の家でバーベキュー数回、キャンプ場でデイキャンプという過程を経て、初めて自分たちでキャンプ用品を持ってキャンプ場に泊まったのは、今年の6月のことでした。
初のキャンプは、海辺のキャンプ場。
タープを張る必要のないひさし付。人っ子一人いない。天気イマイチ。
そんな中で一夜を過ごすこととなったのです。
②に続く・・・
ドライシャンプー・デビュー
お疲れ様です。kima-kimaです。
皆様、ドライシャンプーをご存知でしょうか。
キャンプ初心者の私がキャンプする際、お風呂ってどうするんだろう・・・と疑問に思い、グーグル先生に教えを乞うたところ、
●近くの銭湯に池
●キャンプ場のシャワー
●我慢
の次くらいに「ドライシャンプー」なるものを教えていただきました。
私の髪は、朝シャンしたとしても、夕方になると大嫌いな黒光りするアイツ(=ゴ●●リ)並みのテカテカオイリッシュヘアで、シャワーも銭湯もないキャンプ場に行ったならば、即使いたいと思っていました。
まぁ、キャンプでなくても、髪の毛って洗って乾かすのってめちゃくちゃ面倒なので、あわよくばドライシャンプーで乗り切れないかなとも考えていた訳です。
そう話していると、旦那が明らかに「女捨ててるなコイツ」という目で見てきたので、挑戦は思いとどまっていたのですが、ドライシャンプーを買うだけ買ってカバンに入れ、若干存在を忘れていました。
そして先日。
仕事で家に帰れず、かといってお風呂に行く時間もないほぼ徹夜状態の際、ふとカバンにドライシャンプー入れてたわと思い出し、使ってみることにしたのです。
結果は・・・、
臭いはなくなる!キャンプ後の焼肉臭にも耐えられそう!
ただ、テカリは抑えられるものの、完璧ではない。
スッキリ感は一瞬あるけど、そこまで・・・
といった感じでした。
キャンプ場で夜に使って、家に帰って風呂に入るくらいならいいかなと思いました。
今のところ、ドライシャンプーは、水洗いには勝てませんね。
でも、キャンプをしなくても、いつ何時、災害や徹夜作業に襲われるか分からない社会に生きる我々現代人には買っておいて損はないでしょう。
スプレータイプの他にも、ジェルやムース、粉末等タイプがあるようなので、是非とも試してみたいものです。
というか、初のキャンプに持って行きたい道具紹介がドライシャンプーとは
地味・・・
ブログを始めた理由
はじめまして、kima-kima(♀)です。
ブラック企業とは言えないまでも、
● 会社にしょっちゅうお泊まり
● いともたやすく行われるえげつない休日中の呼び出し
● 時間外っておいしいの?と思われるサービス感満載なアフターの賃金提供
● 揺れ動く勤務時間
というグレーな組織に所属しています。
同じ会社の支店で、旦那と出会い、ちょっと優しくされたという理由で恋に落ち、旦那を追い掛け回して、結婚し、もうすぐ2年となります。
旦那とは現在別の支店で働いてますが、一緒の住居に住んでいるにも関わらず、だいたい3日に1日くらいしか会っていません。
新婚さん*1なんですけどねぇ・・・
本ブログでは、そんな夫婦の雑記や、kima-kimaの毒吐き、まれに行くキャンプのお話を書いていきます。
*1:「新婚さんいらっしゃい」による「新婚さん」は、結婚6ヶ月以上3年以内の夫婦を指す